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ダーク・ネクロフィア

1 :ぽっぽ:01/12/06 18:51
 「ダーク・ネクロフィア」をテーマに、お話めいたものを作って見ましょう。

2 :ダーク・ネクロフィアT:01/12/06 18:52
       by ぽっぽ

 洋子ちゃんはまだ五才、可愛い盛りです。いつも近所の子供達とよく遊ぶので
すが、何故か、この頃は、同じマンションに住む伸一君の姿を見ません。部屋は
知っています。一度遊びに行った事があるからです。お母さんは、ちょっと刺々
しい人ですが、ケーキを御馳走してくれた事もあるので、行って悪い事はありま
せん。意を決して、十三階の伸一君の部屋を訪ねる洋子ちゃんでした。
「あら、いらっしゃい、よく来てくれたわねえ」
 やっぱり、伸一君のお母さんは、こぼれんばかりの笑顔で迎えてくれました。
これだから、友達宅の訪問は、遠慮するもんじゃない。洋子ちゃんは思いました。
「奥で伸一も待ってるわ、一緒に遊んでやって頂戴」
 洋子ちゃんは奥のリビングに通されました。でも何か、伸一君の様子がおかし
いのです。顔は真っ黒、皮膚はかさかさ、手足は椅子に座ったままの姿勢で硬直
して、眼なんかは干からびてしまっているのです。洋子ちゃんには、死というも
のが判りません。でも、どう考えてもこれはおかしいという事くらいは判ります。
いつの間にか、背後にお母さんが迫っていました。
「伸一はねえ、二、三日前から様子がおかしいのよ。でも、洋子ちゃんが遊んで
くれたら、また元の元気な姿に回復すると思うの。だから、しばらく一緒に遊ん
でやってくれる」
 選択の余地はありません。断ったら叱られそうです。仕方なく、洋子ちゃんは
伸一君の肩に手をかけて遊ぶふりをしました。これは病気なのか、死んでいるの
か、洋子ちゃんには判りません。しかし、声をかけて、動かしている内、ふっと
眼を開くような気もするのです。伸一君の遺体に話しかける洋子ちゃん。そのう
ち、人形を相手にしているような気安さを覚えました。お母さんは、洋子ちゃん
がルールを呑み込んだようなので、優しい微笑みを浮かべました。

3 :名無し物書き@推敲中?:01/12/06 18:57
「だあく☆ネクラフィア」とはいったいなんなのですか。

4 :名無し物書き@推敲中?:01/12/06 20:34
続きがあるなら、本気で読みたい。あげ

5 :名無し物書き@推敲中?:01/12/06 21:50
遊戯王かよ…(;´Д`)

6 :ぽっぽ:01/12/07 20:03
>>3
 あなたは日本人ですか。海外に留学中で、日本語恋しさで2チャンネルにアクセス
している、可哀想な方なのではありませんか。先週から今週にかけて、日本ではこの
話題で持ち切りなんですよ。
>>4
 ありがとうございます。今までいろいろやって来たけど、「続きが読みたい」なんて
言われたのは始めてです。

7 :名無し物書き@推敲中?:01/12/07 22:56
死ね。

8 :名無し物書き@推敲中?:01/12/07 23:04
>ぽっぽ

正直、ダーク・ネクロフィア がなにかは知らないし
検索かけたら遊戯王ばかりで困惑しているんだけども
続き、および展開の構想に興味がある。
3行に一回行を切るくらいの
バランスで、
続きを読みたし。

9 :名無し物書き@推敲中?:01/12/08 01:49
あと3回死ね

10 :名無し物書き@推敲中?:01/12/08 02:26
お医者さんごっこだ!

11 :続きが読みたい:01/12/08 18:51
 なんて良い響きなんでしょう。

12 :続きが読みたい:01/12/08 18:52
 甘美な誘惑の調べ。

13 :続きが読みたい:01/12/08 18:52
 南の国の情熱のアロマ。
        by by by ぽっぽ

14 :ぽっぽ:01/12/09 17:42
>>8様へ
 お話は一気にクライマックスに向かいます。
>>10様へ
 ちがうって。

15 :ダーク・ネクロフィアU:01/12/09 17:43
       by ぽっぽ

 それから半年後、マンション周辺で、幼児や若い主婦が次々と行方不明になる
という事件が起こりました。十三階のあの部屋が怪しい、捜査令状を掴んだ下田
警部は、現場へ急行しました。
「どうぞ」
 ベルを鳴らすなり、中へ通される警部。そこで警部が見たものは。縄跳びをす
る幼女、床に落書きをする子供達。良かった、子供達は無事だ。ほっと安堵の息
をつく下田警部の、その表情が凍り付きました。風の音が聞こえ、カーテンは揺
れているのに、幼女の持つ縄は降りてゆかず、床にうずくまる子供らも微動だに
しないのです。まわりに居る若いお母さん、笑顔を上げる子供達も同じです。動
かないのです。
「これは何だ」
「ようこそ、いらっしゃいまし」
 柔道二段、空手三段を誇る下田警部ですが、天井から自動的に降りる絞首ロー
プ、気狂い女の出歯包丁のダブル攻撃には、不意を衝かれました。遠のく意識の
中で、ここで亡くなった方達の霊を慰める事になるなら、自分はここに停まって
も良いと考える警部でした。世間の冷たい風の及ばない、ここの幸せが拡がれば
良い、そう願う警部でした。

16 :ぽっぽ:01/12/11 17:37
 ちなみに、ダーク・ネクロフィアはこちら。
        ↓
http://www.40net.co.jp/~SOF-IT/cgi/cargo/single/00000375.htm
                  ちょっと判りにくいかも。

 ついでに、ブラック・マジシャン・ガールはこちら。
        ↓
http://private.rocketbeach.com/~mms1165/angel/top.html

17 :ぽっぽ:01/12/11 17:40
 ↑の、ギャラリーの、「other」の、上から三番目です。

18 :ぽっぽ:01/12/12 20:26
 またまた、ブラック・マジシャン・ガールはこちら。
        ↓
http://homepage1.nifty.com/gabriel/illust/wj-cg/bm-girl.html
http://www.anzu.sakura.ne.jp/~siu/mi/gallaly/a_3.html
http://fan.puni.to/saku/cgirasuto/maji_ga.html
http://www1.linkclub.or.jp/~megaplus/ura/gallery/bmgirl2.htm ←これ凄い
http://www1.linkclub.or.jp/~megaplus/ura/gallery/bmgirl.htm

>>17
 すみません、上から四番目です。

19 :名無し物書き@推敲中?:01/12/12 20:47
ネクロフィア?ってネクロフィリアの事か?

20 :名無し物書き@推敲中?:01/12/12 21:56
ネクロフィリア→屍体愛。
バイオフィリアの対極で、バイオフィリアにはエロス(生の本能)が、
ネクロフィリアにはタナトス(死の本能)があてはまる。
ようはぶっ殺して完璧に自分の物してから(基本的に自慰もしくは死姦を)
楽しむ事みたいだね。

21 :ぽっぽ:01/12/13 18:47
 てっきりそう思ってたんですけどね。若い女を殺して喰っといて、訳わかんないから
法の埒外ってんで、そのままになってる未決囚みたいな、わがままなのが出て来ると
思ってたんですよ。
 ところが、「遊戯王」のダーク・ネクロフィアを見ると、一応「おんな」みたいな
んです。つまり、死に別れた子にいつまでも執着を持っている。日本猿によくあると
言いますけど、死んだ子をいつまでも連れ回している。ああ、そういう「死体愛好」
もあるのかと、眼からうろこの落ちる思いでしたよ。まだ同情のできる、共感のでき
る「死体愛好」 だからこそ、祟られそうで怖い雰囲気が何とも。

 解釈の違い、認識のずれ、そこから創造が生まれるという事もあるんですよ。

22 :名無し物書き@推敲中?:01/12/13 19:27
>21
サイコの逆なのね。
鬼子母神の話とかも似たテイストあるかも。

って、なんだい結構話せるじゃねーか >1

23 :ランボー ◆k/HXSl7w :01/12/14 14:52
ぶりりん ぶりりりりん びり ばり  ぼりぼりぼりぼりぃいい
あたし・・うんち・・うんちが もっもうだめだ!!!!離れて離れて!!
出ちゃう出ちゃう ぶひゃあ うっひょーーー ああアアアアaaaaaギズモa ageageageaaaaaえおあだオヒャクショウ.comボサノバ ブルリラ ブルリラ ウヒョホイ 0だべさアアア
ライブライブライブジュバンジュバンボボンボンボンbン
ジュダンヅジュダらるくあんしぇるンハアアはあbがあああああああ
おさえられない!!! はっはっは・・・ はhさん発射してしまうおぐあgyばっかさんはっははっははは じゅぱあ うっしゃあぁぁぁああ
お願い あっちいってて!!!!!!もう ぶひょしゃっは熱っ!!熱っ!!熱っ!!
デミぐらスソースばっはぁぁ−ウだあああ sfdsage kaaaぼっひゃん sひ ジュンバラボヘミアンbさdkブヒブヒjばあッひゃひゃひゃララボン!!bakaかジュビロ
ブリブリ!!! ハhジメマシテ!!!ブリブリ!!デューダデューダンサバデン ベンツbイチバンボシsひゃはははは
まじ!まじうんち・・うん子迫ってくる!!! ジャノメミシンふ(笑)うはああああ
わああアアア ヒコーキグモがばっはやああああ
すげええええええ すげえええええええええええ
肛門が…ボッカン ボッカン!!! イイワアアア おkおk!!ひょしゃっ じょ ミウだああ
だっふぁコイケええああっはははひゃひゃhyたs
こーモン…ブルブルしてるわ… おまえあっちいけ!! うぎきゃあチュッパッチャップス ああげうげkj ブリブリブリィィィ ムニャムニャモニョモニョバリバリ・・・本当にもうだmてえ。。
げぎゃああぎゅりわーーあお oh osだfだh だfだoh yeah・だふぁシャランQがjかjがはっはぶりぶりぶらいああらタイソンsがっはがっふぁん
ブリバリボリボリボリあああ かぐyあひめぁぁだっはあ ナマチャ!! ナマチャ!!!!ガッシャアアン
ブロンボン ぼばん ぼばんnだが そgんごはんブアバhシャアア ガダルカナルタカあおgjどあえああ
じょぼじょぼじょぼハシモトじゅばじゅばモグ゙モグモグ16+ ジュシャアアアア
ヤベエエエエエーー出まくってるぅぅ ミルミルミル!!! ムリムリムリィ・・・・・・・!!!!!!!!!
うぎゃああああああああ いてえええ バレるぅゥウウウウ
ksdじゃんあケツ見んなーアァッッァア  あっちぃぃぃぃぃ
あぼん ぶぼん ぶばんあブババババアバ ユワアッシャアアアアァァァァ
モリモリモリ・・・・!!!!!! くせえええエェェェェ くせえぞこりゃあぁぁぁ
ばおぶあじょjだシャバダハディバ゙ジゅ  おぱ゚アアアアアアアアあああああ      

24 :ぽっぽ:01/12/14 20:29
 自分でもサイコ連想しました。
>>22
 ぼくみたいに話の判る人間はおりませんよー。
>>23
 これはランボーさんの名を騙った嫌がらせだと思います。

25 :ブラック・マジシャン・ガール:01/12/15 18:45
       by ぽっぽ

 かつて、サーカスの一座に、たいへん美しい踊り子がいました。オープニング
のダンスでは主役を勤め、綱渡り、玉乗り、空中ブランコの相方、奇術師のアシ
スタントと、休む暇のない大活躍です。そんな踊り子を巡って、ブランコ乗りと、
奇術師との間で、激しい恋のさや当てが行われました。ブランコ乗りはややがさ
つですが、皆の事を思いやる広い心の持ち主です。奇術師は無口ですが、深い情
熱を秘めた美青年です。踊り子は、そのどちらにも心惹かれるものがありました。
幕間には、赤い玉を鼻に付けて道化師にも扮する人情深い踊り子です。逞しいブ
ランコ乗りの恋も、繊細な奇術師の恋も、どちらも裏切れませんでした。

 そんなある日の事です。踊り子の楽屋が、大量の花で埋め尽くされました。そ
れが三日も、十日も続いたのです。ほかにも、観劇への招待状、皆を招いてのお
食事会と、矢のような催促。そうです、どこかの金持ち息子が、踊り子に惚れて
しまったのです。何度か逢瀬を重ね、悪い人ではないと知ると、踊り子はその金
持ち息子の求婚を受け入れました。金目当てではありません、惚れて一緒になっ
たのでもありません。踊り子は二人との関係を断ち切る為に、あえて唐突に現わ
れた第三の男を選んだのです。それは残された二人の男も判っていました。皆も
判っていました。あの金持ち息子は一途だ、愛されるのが女の幸せならば、ふた
りの間で板挟みになって苦しむよりも、いっそ玉の輿に乗った方が良いだろうと
誰もが納得したのです。

 三年の後、踊り子は交通事故で亡くなりました。金持ち男は再婚し、遺された
娘はブランコ乗りが引き取りました。傷心の奇術師は、一座の規模が大きくなっ
た事もあり、そこを去りました。

26 :名無し物書き@推敲中?:01/12/16 01:33
お、良質。

27 :ぽっぽ:01/12/16 23:21
>>26様、様、様、様、様へ
 「りょぉぉしつ」ですかぁ? 除湿の間違いなんじゃないんですかぁ。こないだは「続きが読みたい」って言われて、今度は「良質」? 「続きが読みたい+良質」? こりゃもう、怖い者なしじゃないですかぁ。
 この「ダーク・ネクロフィア」スレッドが、小学校の国語の教科書に採用されるのも、そう遠い日の事ではありませんね。

28 :名無し物書き@推敲中?:01/12/16 23:32
>27
慢心しては成らぬぞ。まずは、穴とマタリに投稿
以下略)

29 :ぽっぽ:01/12/17 19:13
>>26様へ
 長いこと、…本当に信じられないほど長いこと、頑張って来た甲斐があったぁぁぁ。そうか、
良質か…。おい、良質だって。ありがとうよ、26さんよ、こんど一緒に、焼き鳥でも喰おうな。

>>28様へ
 衷心からの助言、ありがとうございます。虎の穴(=http://www2.yi-web.com/~moji/tora/
マタリ文庫(=http://bun.abk.nu/)と、選択肢が増えて良いですね。
 投稿サイトとか、オンライン小説検索に登録するのって、どうしても慎重になるんですよ。
ちょっと度胸を付けてやって下さい。こんど一緒に、お寿司でも食べに行きましょうよ。

30 :26:01/12/18 11:31
やわらかい文体と相対する話の着想と構成はかなり良いと思うよ。
自分は好みですわ。
短編だから文章が乱れないというのもあるんだろうけど
長編は書かないわけ?

31 :名無し物書き@推敲中?:01/12/18 12:19
良質だし、プラスアルファの個性が感じられる
今度はもう少し長めのをきぼんぬ

32 :ぽっぽ:01/12/18 20:45
 わ、わ、わ、皆さん本気ですか。盆と正月とクリスマスが一度に来たようだなあ。

33 :ぽっぽ:01/12/18 20:57
 書いて良かった。(涙)

>>26様、>>31様へ
 長い物はこちらに。
     ↓
 http://www.poppo456.com/cloud01.htm
          じんましんが出ます?

 本当に皆様、応援ありがとうございます。

34 :ぽっぽ:01/12/21 20:12
 レスが付かないなあ。調子乗り過ぎたかなあ。

35 :ブラック・マジシャン・ガール 続き:01/12/23 21:34
       by ぽっぽ

 さらに十年の歳月が流れました。地道に努力し、皆の為に辛抱したブランコ乗
りは、一座の団長に推されました。その娘リリコは十五才、誰もが振り向くよう
な美しい娘に成長しています。団長はその娘を、一座の花形である踊り子に据え
ようと思いました。しかし、どうもその娘は、綱渡りには向いていません。高い
所が苦手なのです。その代わり、手先が器用で、頭が良いので、奇術師には向い
ています。団長は決心して、その娘を、かつての恋敵である奇術師ブラック・マ
ジシャンのもとに預ける事にしました。

 ブラック・マジシャンと娘リリコとの、地方から地方への旅回りが続きました。
奇術師は四十とは思えぬほど若く、深い陰があり、まだ独身です。対するリリコ
は、かつての踊り子の娘で、同じ性情を受け継いでいます。ふたりは、日に日に、
お互い惹かれ合うものを感じました。しかし、奇術師は義理固い男です。自分に
娘を預けたブランコ乗りの信頼、かつての踊り子への想いを裏切る訳にはゆきま
せん。リリコへの想いが募れば募るほど、それを芸へ振り向ける奇術師なのであ
りました。

 ブラック・マジシャンは伝説の大技「人間大車輪」に挑戦する事にしました。
これはアシスタントの娘を一本の棒に見立て、それを自由自在に操り、最後は大
車輪にして投げ飛ばし、舞台に着地したリリコは二人に分身して、それぞれが客
席に花びらを撒くという趣向のものです。タネを明かせば簡単なのですが、過去
五十年間、誰も試みた事のない大技です。この奇術は大成功を納め、ブラック・
マジシャンの一座は規模も大きくなり、多くのアシスタントを雇い、全国にその
名を知られるようになりました。

 日ましに募る、ブラック・マジシャンへのリリコの想い。奇術師はそれを断ち
切る為、アシスタントの中から見込んだ好青年を、リリコと結び付ける計画を立
てました。二人を出張仕事に発たせたのです。リリコに対しては特に、お前はこ
の青年を助けねばならないと因果を含めました。そして自分は危険な荒業「人間
ロケット」に挑んだのです。

 リリコと青年が出張先に着いた夜、ブラック・マジシャンの奇術が失敗したと
いうニュースが全国に流れました。急いで病院に駆け付けるリリコ。そこには、
育ての親である団長の姿もありました。瀕死の重傷を負いながら、リリコと青年
とを結び付けようとする奇術師。しかし、リリコの耳には入りません。ひたすら
奇術師の首にすがり着き、大粒の涙をこぼすリリコ。誰の眼にも明らかです。そ
れは師匠の身を案じての涙ではなく、まっすぐな愛を求める情熱のほとばしりな
のです。今ではブラック・マジシャンも、リリコの愛を受け入れる気持ちになっ
たようです。団長はひとり、もし自分が身を引けば、あの踊り子も長生きできた
かも知れないと、かつての二人をここに見る思いでした。

36 :ぽっぽ:01/12/26 19:46
 あの、書いてみたんですけど。

37 :ぽっぽ:01/12/30 23:02
 感想は?

よお。

38 :名無し物書き@推敲中?:01/12/30 23:50
sage

39 :ぽっぽ:01/12/31 19:47
 何で sage なんだよお。推敲に推敲を重ねて、いっしょうけんめい書いたのに
よお。

40 :ぽっぽ:02/01/04 19:46
 良いぃぃぃ話じゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

41 :ぽっぽ:02/01/04 19:47
 何が気にいらないんだぁぁぁぁぁぁぁぁ?

42 :ぽっぽ:02/01/11 20:45
 判りました。ブラック・マジシャンを四十才という高齢にしたのが、皆さんのお気
にさわったんですね。確かに、それは無理もない所です。
 カード上のマジシャンは、四十台の風格がありますけど、ソリッドビジョンのマジ
シャンは、痩せて若々しく見えますからね。皆さんがお怒りになるのも無理もない事
と思います。しかし、考えてみて下さい。マジシャンが二十代でガールが十代だとす
れば、ふたりは「師匠・弟子」と言うよりは、「先輩・後輩」の間柄になるではあり
ませんか。ガールをあくまでも弟子と位置付けるならば、マジシャンを四十、という
設定にせざるを得なかったのです。

43 :ぽっぽ:02/01/14 20:29
 良いぃぃぃ話じゃないかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

44 :ぽっぽ:02/01/14 20:30
 何が気にいらないんだぁぁぁぁぁぁぁぁ?

45 :相互リンクのお願い。:02/01/14 20:34

       by ぽっぽ

 このスレッドをうちのホームページで紹介しましたので、
相互リンクをお願いします。証拠はこれです。
    ↓
 http://www.oct.zaq.ne.jp/poppo456/link.htm

 このスレッドの発起人の手によって、こちらへのリンクを
立てて下さるようお願いします。

46 :ぽっぽ:02/01/14 20:45
 ぅぅぅぅぅぅぅん、泣けて来るなあ。

47 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 21:05
なんでこの人自分で自分のスレ相互リンクしてるの?
ジサクジエーン?

48 :ぽっぽ:02/01/14 21:09
>>47様へ
 だから、45は、一種の嫌がらせなんだよ。
 その上でコピペ使ったから、おんなじようにコピペ使ってんじゃない?

49 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 21:20
普通に考えれば45=47じゃねえの?
もうやめたら、あんた。

50 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 21:25
そうじゃないんだ。と言いたいようです。

51 :名無し物書き@推敲中?:02/01/14 21:46
なんだかかわいそうな人だね。

52 :ぽっぽ:02/01/15 19:29
>>49様へ
 吾輩が舌を巻くほどの文章をアップしてくれたら、辞めて上げても良いです。
ちなみにテーマは、「ダーク・ネクロフィア」ですよ。

53 :通りすがり:02/01/15 19:36
とりあえず続きは書く気なんだね。感心感心。

54 :名無し物書き@推敲中?:02/01/22 19:49
>>1
どういう意味ですか?

55 :-[Z-[:02/01/22 21:07
>>16

56 :ぽっぽ:02/01/22 21:08
 という意味。

57 :名無し物書き@推敲中?:02/02/02 07:52
ちっともお話がクライマックスへ行かないんですが…

58 :ぽっぽ:02/02/03 22:16
 だから、「ブラック・マジシャン・ガール」はあれで終わってるんですよ。
本心を偽り続けた師匠と弟子が、すべてを晒け出して結ばれる。感動のラスト・
シーンではないですか。

59 :ぽっぽ:02/02/10 21:50
 このスレッドの趣旨は、もうお判りでしょう。そうです。「遊戯王」に登場す
るモンスターやカードの名前を使って、小咄を作ろうというのが、ここの狙いで
す。では何故「遊戯王」なのか。
 「キン肉マン」や「北斗の拳」にも、インスピレーションを刺激する様々な人
物や事象が登場します。しかし、それは人物であるが故に、既に原典の中で様々
な因縁話を産んでいるのです。そこへ行くと「遊戯王」はどうですか。カードで
あるが故に、由来や因縁があまりありません。そこに、我々が筆をふるう余地が
生まれるのです。「遊戯王」のモンスター・カードは、我々の想像力を刺激して
止みません。我々は遠慮なく健筆をふるって、想像の翼を広げようではありませ
んか。そして、「遊戯王」の世界を、より豊かなものにするのです。


60 :キャンドル人間:02/02/10 21:52
       by ぽっぽ

 ミスター・スリーがキャンドル人間となったのは、悪魔の実(=その中のヒト
ヒトの実)を食べたからだというのは定説ですが、実は、それ以前から、蝋燭に
は未練のある人だったのです。

 顔を見れば判るように、ミスター・スリーは元は真面目一方の、堅物の銀行員
だったのです。大学を主席で卒業し、将来を嘱望されて銀行に入りました。

 野心や情熱を秘めながら、色恋には不器用なミスター・スリー。女性に返事を
する時は常に敬語で、自分から用事を頼まねばならない時は、顔を赤らめずには
いない程でした。そんな彼にも、生涯を捧げ、心身を焼き焦がしても良いと思え
る程の女性が現われました。それは経理部の、影子さんです。

 それまでは目立たなかったのですが、あの堅物のミスター・スリーが御執心と
聞くと、確かに見所のある、古典絵画に登場するような美女だと皆にも判りまし
た。一見、影に隠れ勝ちですが、一度その魅力に気付けば、誰もが物狂おしいほ
ど虜になる。そういう、深い魅力を持った女性でした。

 堅物のミスター・スリーと、普段は目立たない影子さんとの恋は、周囲の祝福
に包まれました。誰もがわが事のように、二人の幸せを願いました。あんな二人
が結ばれ、家庭を築けば、まわりの誰に取っても心地よいオアシスが出来るに違
いない。そう思わせるものがありました。上司は、ミスター・スリーに残業を命
じる時には、影子さんにも残るよう命じました。出張仕事に発たせる時は、何と、
独身の影子さんをアシスタントに付けました。なるべく、二人が一緒にいられる
よう配慮したのです。同僚も、二人の恋には好意的でした。奥に影子さんが居て、
部屋の入り口にミスター・スリーが立っている時は、その間を歩く者がいなかっ
た程です。ちょっとした伝票を取るのも、わざわざ遠回りしました。しかし、そ
んな二人の恋にも、暗雲が立ち込めました。ストーカーが登場したのです。


61 :名無し物書き@推敲中?:02/02/25 15:18
ランバダ

62 :名無し物書き@推敲中?:02/02/25 17:41
>61
激しく同意

63 :名無し物書き@推敲中?:02/02/25 18:07
確かにランバダ的ではあるな。

64 :名無し物書き@推敲中?:02/02/25 18:38
ここの方がまだレスもらえると思うぞ。↓
http://www2.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1008892078/l50

65 :ぽっぽ:02/02/25 22:50
 61様へ
 ランバダって何なんですか。
 相手の股間に膝入れて踊るやつ? あのマスコミが無理に流行らせようとした言葉
だったら大嫌いなんですが、まさかそれとは違うでしょう。

66 :ぽっぽ:02/02/25 22:54
 64様へ
 面白いサイトです。じっくり読ませて頂きました。でも、こっちは名前借りてるだけ
だからなあ。ああいう所に投稿するのは気が引けるなあ。

67 :名無し物書き@推敲中?:02/02/25 23:01
その、まさかです。

68 :キャンドル人間 2:02/02/26 22:32
       by ぽっぽ

 その男は、出勤途中の影子さんに眼を付けたのです。確かに、眼の高い男です。
人を狂わせ、引きずり込まずにはいない、その深い魅力に気付いた事だけは、褒
めてやるべきでしょう。しかし、それは道ならぬ恋、相愛の二人の仲に強引に割
り込む許されざる恋でした。

 それは恋する二人のみならず、まわりの皆をも震撼させ、恐怖させずには置か
ない程の暴挙でした。会社の行き帰り、影子さんを待ち伏せして、喫茶店に連れ
込もうと、強引に手を引っ張る事など朝飯前。ミスター・スリーが営業回りの間、
その名を騙って影子さんを外に呼び出したり、女の声色を使って、ミスター・ス
リーに待ち呆けを喰らわせ、その間、影子さんの自宅のドアを激しくノックする
等、人を不快がらせ、不安にさせざるを得ないものがありました。

 そしてついに、影子さんが勤務中に、その部屋に忍び込み、天井と言わず、畳
と言わず、壁、ふすま、すべてを八つ裂きに切り刻み、ティッシュまみれのエロ
本を押し込んで逃げるという事件が起こりました。もう、悠長な事は言ってられ
ません。危険が迫っているのです。

 二人の恋が、周囲の理解を得ていたのが幸いでした。上司はミスター・スリー
に転勤を命じました。勿論、影子さんも一緒です。ミスター・スリーは有能な男
で、将来を嘱望されています。しかし、誰もが一度は経験する地方勤務、若い内
に経験を積んだ方が良いと、本人も快諾しました。

 地方の安アパートで、小さなちゃぶ台を囲んでの同棲暮らし。ふたりは都会に
いる時よりも幸せでした。誰もが理解していても、遅手なミスター・スリーでは
万事が進展しません。ストーカーから逃げる事が、ふたりの仲を進めたのです。

 今日はお鍋です。これは、来る結婚の予行演習のようなものです。影子さんは
ひと足先に帰宅し、夕食の支度を済ませ、部屋を暖かくした所へ、ミスター・ス
リーのお帰り。鍋の湯気を見降ろし、ネクタイをほどくミスター・スリーは、生
涯最高の幸福を噛みしめていました。しかし、影子さんの顔は凍り付いています。
その眼は、窓の外の一点に凝固しています。振り向いたミスター・スリーも、全
身が恐怖に震えました。そうです、あのストーカーが、窓ガラスに張り付いて中
を覗いているのです。ここも嗅ぎ付けられたか。二人に平安の地はないのか。
「貴様」
 ミスター・スリーは拳を固め、窓を蹴破って外へ飛び出しました。その時には、
もうストーカーの姿はありません。騒ぎを聞きつけた近所の人が、懐手をして集
まって来ました。みんな心配して訳を尋ねます。

「いや、何でもないんです。迷惑をお掛けしました」
 頭を下げるミスター・スリー。ここにも、長くは居られない。どこまで追って
来るんだという不安が、胸をよぎりました。


69 :ぽっぽ:02/02/26 22:34
 どこがランバダに似てるんですか?

70 :ぽっぽ:02/02/27 22:13
 だから、どこがランバダに似てるんですか?

71 :ぽっぽ:02/02/28 22:07
 どこがランバダに似てるのか、気になって夜も眠れない。

72 :名無し物書き@推敲中?:02/03/01 05:25
>ぽっぽたん
青眼で書いてくれ。

73 :ぽっぽ:02/03/01 20:41
 ブルーアイズ・ホワイトドラゴンですか。難しいですね。と言うか、あれは海馬しか
持ってないんじゃないですか?

74 :名無し物書き@推敲中?:02/03/02 13:47
>73
そだよ。社長のみ。
世界に4枚しかないBEWD。
原作でもBEWDに関してはいくつか設定もあるし、
BEWDを擬人化して書くなら書きやすいと思われ。

75 :ぽっぽ:02/03/02 20:05
 それは良いですけど…

 海馬社長は何で「講談社コミックス」のバッヂを襟に付けてるんですか。
遊戯王は集英社でしょうが。

76 :名無し物書き@推敲中?:02/03/02 21:41
>75
……は?
KC=カイバコーポレーションでしょ?

77 :名無し物書き@推敲中?:02/03/02 21:41
てか、ネタか(w

78 :名無し物書き@推敲中?:02/03/02 22:31
チョトだけワラタ。>KC

79 :ブルーアイズ:02/03/03 21:00
 龍の眼はふつう黒です。その光彩は金属光沢があり、金粉や銀粉を散らしたよ
うに見えますが、やはり漆黒のような黒です。何故、ブルーアイズだけが、あの
ように蒼窮よりも高く、海原よりも眩しい青い瞳を獲得するに到ったのでしょう
か。それは彼が、北風と、氷の海に鍛えられたからなのです。

             続く…


80 :ぽっぽ:02/03/04 21:59
 ブルーアイズは今いちだな。それよりも…

 キャンドル人間の続きをアップさせて下さいよー。


81 :名無し物書き@推敲中?:02/03/05 09:04
ランバダはもういいよ。

82 :ぽっぽ:02/03/05 22:07
 だから、ランバダって何なんですかー。キャンドル人間の続きをアップさせて下
さいよー。

 真面目なエリート銀行員であるミスター・スリーが、なぜバロック・ワークスの
ような凶悪な秘密結社の幹部となったのか。それはまるで、弘前の金融会社、石油
をばら撒き五人焼死事件のようです。真面目なタクシー乗務員が、なぜこのような
凶悪な犯行に及んだのか、というのと同様の興味を起こさせるではないですか。


83 :名無し物書き@推敲中?:02/03/05 22:12
なんでワソピーススレになってんだよ!
BEWDうpしる!

84 :名無し物書き@推敲中?:02/03/06 05:47
モウヤソのカレーは?

85 :ブルーアイズ:02/03/06 20:54
 千年、泥地の中で呻吟し、雨が降るや、水を得て上昇し、雲を集めて巨大化する。
それが龍です。ドラゴン族の成長には、水が欠かせないのです。だと言うのに、なぜ
ブルーアイズひとりが、雨も降らず、波も立たない極北の地を選んだのでしょうか。
理由は判りませんが、彼が伝説に登場するのは、一万年の歳月を必要としたのです。
しかし、その姿を見れば、神威は瞭然たるものがあります。短い春、あるかなきかの
夏に重ねる極地の樹木の年輪が貴重であるように、その氷のようなボディ、蒼穹と通
底するかのような青い瞳は、見る者の心を打ち、畏敬の念をもって膝まづかせるに充
分なのです。

             って、面白くないよお。

 キャンドル人間を書かせて下さいよお。どうせあいつら、似たようなもんじゃない
ですかあ。昼間は尾田っていう名前で「ワンピース」を書いて、夜は高橋という名前
で「遊戯王」を書いてるんですよお。



86 :蒼穹の使者ブルーアイズ:02/03/08 22:25

 空を汚すのは誰だ、大地を引き裂くのは誰だ。
 千萬の生命を育むこの星、毒と煙吐く者を我は許さぬ。

 それを見た人は、眼の錯覚かと思いました。青空に、クリスタルの結晶が生まれた
からです。彼方から飛び来たる者と言うより、蒼穹の精気が凍ったかのように見えた
のです。水晶のごときボディ、人間に汚される一方の青空のような、深い悲しみを湛
えたその瞳は、間近で見た人でさえも、何が起こったのか理解できませんでした。

 某県の廃棄物処理施設は、ダイオキシン発生率を規定以下と偽っていましたが、実
は国際規格の千倍もの毒物を撒き散らしていたのです。そこに、ブルーアイズの怒り
が炸裂しました。五百億の予算を投じた施設が全壊するのに、一分と掛かりませんで
した。その時、世界中の風が止みました。貿易風が凪いで、ヨットや帆船は帆をたた
みました。その世界中の風という風が、地球に比べれば針の先ほどの一点に集中した
のです。塵も、埃も立ちませんでした。それが天空の精ブルーアイズのバースト・ス
トームなのです。

 うーん、だんだんのってきた。


87 :名無し物書き@推敲中?:02/03/09 15:41
(・∀・)イイ!!!じゃねえか。がんがれ。

88 :ぽっぽ:02/03/09 23:27
 sageじゃねえか。揚げてくれ。

89 :同時多発テロ ブルーアイズ編:02/03/10 00:04

 アメリカを、いや世界を恐怖のどん底に陥れ、震災なみの被害を与えた同時多発テロ。
これが、ブルーアイズの仕業だとしたら、皆さんはどう思われるでしょうか。しかし、
あの旅客機の不自然な動きは、それを証明して止まないのです。
 確かに、ハイジャック犯が乗り合せてはいました。しかし、彼らの要求は、「ユニバ
ーサル・スタジオにつれて行け、ジュリア・ロバーツに会わせろ、ナスダックの株価指
数を上げろ」というような他愛もないものだったのです。
 真相はこうです。世界環境保護条例、CО2削減に協力しないアメリカに対して、ブルー
アイズの怒りが炸裂したのです。彼は、手掴みにした二機の旅客機を、ツインタワー目
掛けて投げ付けたのです。あの不自然な動きは、外部から力が掛かった証拠です。ビデ
オをよく御覧なさい。あなたにもブルーアイズの姿が見える筈です。

 これは名作だ。


90 :たけしバイク事故 ブルーアイズ編:02/03/10 21:03

 数年前、ビートたけしさんがハーレー・ダビッドソンで疾走中、スリップを起こし
て転倒、頭蓋骨にボルトを打つ程の重傷を負うという事故がありました。実はこれも、
ブルーアイズの仕業なのです。

 ○川ふみえ、通称フー○ンという女性タレントが、ビートたけしと交際の噂を立て
られていました。ブルーアイズは「フー=風」という字の付くタレントが大好きなの
です。そこに、神の怒りが炸裂しました。深夜の六本木を疾走するバイクが、嫉妬す
る神の瞳に映ったのです。その時、世界中の風が止みました。貿易風が凪いで、ヨッ
トや帆船は帆をたたみました。その世界中の風という風が、ビートたけしの乗るハー
レー・ダビッドソンの前輪に吹き付けたのです。塵も、埃も立ちませんでした。それ
が天空の精ブルーアイズのバースト・ストームなのです。

 みんな、よむよむ。


91 :ぽっぽ:02/03/11 22:32
 次回はいよいよ「キャンドル人間」 佳境に入ります。


92 :名無し物書き@推敲中?:02/03/12 00:49
青眼もう終わり…?(´д`)

93 :ぽっぽ:02/03/12 20:47
>>92様へ、
 86、89、90と、見事な放物線を描いているではありませんか。

 そして、キャンドル人間で、再び上昇するのです。

94 :キャンドル人間 3:02/03/13 22:22
       by ぽっぽ

 当時は景気の良い時で、銀行も従業員の幸福には人一倍注意を払い、理解を示
していました。ストーカー対策の為、ミスター・スリーと影子さんは、地方支店
を転々としました。しかし、その度にストーカーは居所を嗅ぎ付けて来るのです。
ついに上層部も、決断せざるを得ませんでした。それはストーカー対策のみなら
ず、影子さんの身を守る為にも必要な事です。ふたりを、海外勤務に発たせたの
です。

 ミスター・スリーという折角の逸材が、つまらぬ事でピリピリして、今では尾
羽打ち枯らしたように、疲れて見えます。あの美しい影子さんも、電話の音にさ
え怯える有り様です。期待を集めた二人がこれでは、周囲の者にも悪い影響を及
ぼしかねません。いくらプライベートな事とは言え、銀行は従業員の幸福さえ守
れないのかと、忠誠心に傷が付きます。二人の幸福を支援する事は、全行を挙げ
てのプロジェクトとなったのです。

 明日は海外勤務という、最後の日に、ふたりは結婚式を上げました。正式に籍
を入れ、国を発てば、ストーカーも諦めるだろうという二重の配慮です。その日、
ミスター・スリーは、いつになく雄々しく、堂々として見えました。影子さんも、
安心感からか、無邪気な微笑みを取り戻していました。ふたりが知り合った頃の、
幸福を絵に描いたような姿です。誰もが二人の洋々たる前途を信じました。あの
ストーカー事件は、ちょっとしたスパイスのようなものでしかない。ミスター・
スリーは海外勤務で手柄を挙げ、役員クラスまで出世するだろう。誰もがそう思
いました。

 キャンドル・サービスです。大きなウェディング・ケーキが、二人の前に運ば
れて来ました。大きな蝋燭を手にして、二人はともに力を合わせて、そのケーキ
に灯をともそうと言うのです。それは、これからの人生、これからの銀行業務を、
ふたり手に手を取って頑張ろうという象徴です。

 ふたりがウェディング・ケーキの蝋燭に灯をともそうとする、その直前です。
飾り立てたケーキが、四方に飛び散りました。あの男が、中に隠れていたのです。
登場するなり、ストーカーは、隠し持ったナイフを影子さんの胸に突き立てまし
た。止める間もありません、心臓をひと突きです。ストーカーは、勝ち誇ったよ
うに笑いました。
「ミスター・スリーよ。俺の愛情の深さが判っただろう。誰にも邪魔はさせない。
この女は、あの世で俺と一緒になるのだ」

 言うなり、自分の首を掻き切ったのです。否も応もありません、あっという間
の出来事です。ミスター・スリーは、二重の屈辱を味わいました。愛する女性を
守れなかった屈辱。さらに、愛情の深さでは、ストーカーに負けていたという屈
辱。確かに、ミスター・スリーには、ストーカーの手にしたナイフを取って、二
人の後を追っかけるという真似が出来ませんでした。そうしたら、永遠の追走劇
が続くかと思われたのです。愛する女性を助ける事も、憎い男を殺す事も、自分
が死ぬ事も出来ないのです。小さな火のともった蝋燭を手にし、顔中、礼服にま
で生クリームを浴びたミスター・スリーは、立ち尽くす事しか出来ませんでした。


95 :キャンドル人間 4:02/03/16 23:19
       by ぽっぽ

 その時からです。夢にあの男が出て来るのです。ストーカーは影子さんの体を
抱いて、欲しいままにします。この女は俺のものだ、この女は俺のものだ、お前
は何も出来なかったと、自らの手柄を誇示します。怒り心頭に達したミスター・
スリーが、心の壁を破って夢の世界に登場すると、影子さんの姿が消えてしまう
のです。そんな夢が何度も続くのです。ミスター・スリーが登場すると、影子さ
んは消えます。ミスター・スリーが登場すると、影子さんは消えます。ずっと、
それの繰り返しです。ミスター・スリーはノイローゼになり、出世コースから外
れ、銀行も辞めました。それ以上に、愛する女性を守れなかったという屈辱、苦
痛から、逃れられなくなりました。

 心をさいなむ悪夢と戦う毎日。歪んだ愛情とは言え、その深さ、強烈さに置い
て、ミスター・スリーはストーカーに負けていたのです。自らの魂を救うには、
ストーカー以上の、大きな愛を見せるしかありません。地獄のような日々で、ミ
スター・スリーはやっとひとつの答えを見い出しました。それは、この世界をキャ
ンドルの火で包む事です。東の果てから、西の果てまで、世界をキャンドルの炎
で包めば、影子さんも逃げ場がなくなり、自分の前に出て来るだろう。その時こ
そ、ふたりの華燭の典だ。そう考えたのです。

 世界を炎で包むとは、たいへんな暴挙です。しかし、それこそが、ストーカー
を上回る愛情を示す手段だったのです。ミスター・スリーがキャンドル人間となっ
たのには、そのような事情があったのです。


96 :ぽっぽ:02/03/17 21:26
 たいした事ない?

97 :名無し物書き@推敲中?:02/03/18 09:59
ですます調は変な感じ。

98 :ぽっぽ:02/03/18 20:22
 そうなのだ、やっぱり「ですます調」は私の本分ではないのだ。でも、
ここ一ヶ月分くらいのストックはですます調になっているので勘弁してチョ―。

99 :ぽっぽ:02/03/19 22:41
 という訳で皆さん、「ブラック・マジシャン・ガール」の細部のエピソード作
りに入りましょう。


100 :マジシャンの歌:02/03/20 21:53
 マジシャンとリリコとの地方回りの日々。大きなトランク・ケースを押して、
駅を歩く二人。荷物の傍らには、必ずギターがありました。

 そのギターを必ず、マジシャンは枕元の右に置いたのです。よほど大事な荷物
のようです。愛しい彼女か、幼な児が抱く縫いぐるみのような扱いです。しかし、
リリコはマジシャンがそのギターを弾いた所を知りません。仕事にも馴れ、多少
の打ち明け話もするようになった頃、リリコは尋ねました。

「ねえ、そのギターは弾くの。それとも手品の道具」
「ああ、昔弾いていたんだ。良かったら、聴いてくれるかい」

 よせば良いのに、弟子に歌を聴かせるマジシャン。しかし、その日は、これか
ら暖かくなろうという春の宵で、ちょうど昔の歌でも口ずさんでみたい気分だっ
たのです。それは何と、マジシャン自作の歌です。

 踊り子とブランコ乗りとマジシャンとの、淡い三角関係が続いていた日々。そ
れは七十年代の事です。マジシャンは得意のギターで、当時流行っていたフォー
ク・ソングの形を借りて、やり切れぬ思いを闇夜に解き放ったのです。それは誰
も聴いてくれぬ歌。しかし、誰かの耳に届けと願って歌われた歌なのです。

 マジシャンに歌の才能も、作詞の才能もありません。しかし、その情は歌詞の
内容から汲み取ってやって下さい。今まさに、二十年ぶりに、マジシャンは愛し
い女の忘れ形見の前で、その歌を披露するのです。


マジシャンの歌
                  作詞・作曲 ブラック・マジシャン

 人ごみの中に消えゆく、君の背中を見れば、それだけで僕は一日、幸せになれ
る。ウウー、ウウー。
 どこかで忙しくして、君の姿を見ないと、それだけで僕は一日、不幸になって
しまう。ウウー、ウウー。
 君は天使さ、誰の心をも明るくする。(だけど、僕が、君を必要とする度合い
は、そんなもんじゃないんだ) ウウー、ウウー。
 悲しい事に、君はいつも側に居てくれない。(僕の、目線は、闇をさ迷い、夢
の中でまで君を探すのさ) ウウー、ウウー。


 臭い歌です。陳腐な歌です。しかし、初心なリリコのハートを掴むには充分だっ
たのです。師匠が、亡き母に捧げた歌。リリコは直感しました。それは事実だっ
たのです。それがすべてなのです。師匠への尊敬の念が、愛情に変わるには、充
分過ぎる理由なのです。

 マジシャンはリリコを伴って旅をするに付き、充分に注意を払いました。低い
声も出さず、憂愁さのかけらも見せず、あえて下手な冗談を言って、三枚目を演
じました。しかし逐に、この事態を招いてしまったのです。本職の手品よりも、
趣味でやってる探偵業よりも恐ろしい、すべての女性を魅了するという能力を発
揮してしまったのです。本人も、団長も、その奥さんも、危惧していた事です。
しかし、愛しい踊り子にはついに聴かせず仕舞だったこの歌を、忘れ形見である
リリコには聴いて欲しかった、マジシャンの気持ちは察してやって下さい。


101 :ぽっぽ:02/03/21 20:18
 いい歌でしょ。

102 :名無し物書き@推敲中?:02/03/22 00:19
ウウー、ウウーって笑うところ?
呻き声っぽくてワラタ。

103 :ぽっぽ:02/03/22 22:23
 ハミングですよ、 ハ・ミ・ン・グ。

104 :リリコの遺産:02/03/22 22:27
 リリコとマジシャンが暮らし始めて一年後の事です。リリコの実の父親が急性
心不全で倒れたのです。後添いの奥さんは、子供を残していません。おまけに宗
教に関心の深い方で、夫亡き後は、修道院で祈りと奉仕の日々を送りたいとの事
です。とすると、残された係累はリリコひとりしか居ません。その莫大な財産が、
まるごとリリコ一人に残されたのです。

 それは同時に、ともに暮らし、師匠であり、保護者であり、もしかしたら情人
であるかも知れないブラック・マジシャンの懐に財産が転がり込んだも同然なの
です。これは、ブラック・マジシャンに取っては旨すぎる話かも知れません。し
かし、マジシャンとしての演劇会への貢献、趣味でやってる探偵業での輝かしい
業績を思えば、当然すぎるほどの報酬とも思えるのです。

 山の麓の古いお屋敷に、でかでかと「ブラック・マジシャン探偵事務所」の看
板が掲げられました。


105 :猛獣使い 1:02/03/25 20:28

 それはブラック・マジシャンが二十代の後半、大人としての常識を身に付けよ
うという時期に起こった事件でした。この時から、ブラック・マジシャンは、責
任感のある、抱擁力を伴った大人として成長したのです。しかし、ある意味、生
涯最大の危機を迎えた事件でもあったのです。

 マジシャン、ブランコ乗り、踊り子の、淡い、清らかな三角関係はまだ続いて
いました。何の進展も、変化もなく、続いていたのです。

 当時、サーカス団には、壮年の猛獣使いがいました。酒好きで、賢いけれども
陽性で、孤独なマジシャンとも酒を酌み交わした事が何度かあるほどの、誰にも
遠慮のない性格でした。この男には家族があり、一人娘は「華」と名付けられて
いました。

 サーカスと言えば猛獣です。この一座は、ゾウ二頭、ライオン四頭、トラ四頭
を従えていました。人を襲う事はなく、猛獣使いの言いなりです。すべては、地
道な訓練と、日頃の愛情のこもった世話の賜物です。ところが、娘の華だけは、
何の訓練もせず、何ら道具を使わずに、この猛獣達を操ってしまうのです。実は、
今いるライオンやトラ達は、子供の頃から華と一緒に育てられたのです。兄弟の
ように思っているのです。何かというと檻に入れられて不自由をかこつ動物達で
すが、そんな彼らから見ると、華は、自分達の代わりに外の世界と連絡を取って
いる貴重な存在に見えるのです。体力や攻撃力では劣りますが、外と連絡を取る
という点ではお姉さん格です。猛獣達はそこを見込んで、兄弟として華と親しく
じゃれ合い、かつ、その命令に素直に従うのです。

 こうして成長した華は、気の強い少女に育ちました。引っ越しが多いので、決
まった友達は出来ません。でも、どの学校に行っても、女の子ばかりか、男の子
の間でも人気者になるのです。それはやはり、猛獣に囲まれて育った逞しさ故で
しょう。

 どこへ行っても人気者、どこへ行ってもガキ大将の華でしたが、一座の中では
子供扱いです。いつまでもおしめの取れない赤ん坊として見られていました。し
かし、誰だって子供のままでは居ません。大きめに作ったセーラー服がぴったり
するほど成長し、多少は色気付き始めた華十四才の春に、その事件は起こったの
です。


106 :ぽっぽ:02/03/26 21:22
 続きが読みたい? 読みたい?

107 :名無し物書き@推敲中?:02/03/26 22:00
レッドアイズで書いて。おながいします。

108 :ぽっぽ:02/03/27 21:36
 レッド・アイズって、テキスト的にはブルー・アイズと似たようなもんじゃない
ですか。勘弁して下さいよぉ〜。


109 :猛獣使い 2:02/03/27 21:40

 華は自分の初恋の相手として、ブラック・マジシャンを選んだのです。女なら、
誰もが一度は通る道です。誰もがマジシャンには構わずにはいられないのです。
しかし、華の一途な気の強さと、マジシャンの冷静さとでは、余りにも相入れな
いものがあったのです。

 何度も申しますように、当時は、三角関係の真っ盛りでした。踊り子が出番の
間、ブランコ乗りがジュースを持って待機していると、ブラック・マジシャンが
それを横取りして飲んでしまうという、せこい争いを続けていた時です。マジシャ
ンの眼に、今しも開き始めた蕾の、鋭い射るような視線が入ろう筈もありません
でした。

 マジシャンの眼は、いつも踊り子の背に注がれています。恋は盲目です。華の
眼には、踊り子の姿は映りません。この世界には、自分と、マジシャンしかいな
いのです。動物や、子供達を相手に、自分の意志を通してきた華です。思い通り
にならないマジシャンが憎くてなりません。何度か、アプローチを仕掛けた事は
あるのですが、マジシャンは軽くかわしてしまいます。人の好意を、相応に受け
留めるという事ができない男なのです。プライドを踏みにじられた華は、マジシャ
ンを振り向かせる事にのみ心を砕きました。そして、逐にあの事件が起こったの
です。


110 :名無し物書き@推敲中?:02/03/28 01:35
*ダーク・ネクロフィア
>>2 >>15

*ブラック・マジシャン・ガール
>>25 >>35
→マジシャンの歌>>100
→リリコの遺産>>104
→猛獣使い>>105 >>109

*キャンドル人間
>>60 >>68 >>94 >>95 

*蒼穹の使者ブルーアイズ
>>79 >>85 >>86 >>89 >>90

111 :Neo ◆GoP0V9Oo :02/03/28 12:00
ageてみたりして。


記念カキコです。

112 :ぽっぽ:02/03/28 21:09
110様へ
 どなた様ですか。きちんと体系立てて、作品目録を作って下さっているのは。
せめて、お名前をお聞かせ下さい。ううっ、本当に、作者冥利に尽きます。まる
で、BWV番号みたいだなあ。

Neo様へ
 「ルナ・バースト」のNeo様ですか。記念カキコありがとうございます。
これからもちょくちょくお立ち寄り下さい。


113 :猛獣使い 3:02/03/29 21:58

 間もなく、マジシャンの出番です。控え室から舞台に続く通路に出ると、一座
の中でも、分けてもたて髪の大きいライオンが陣取っているではありませんか。
その後ろには、華がいます。マジシャンも不器用な男です。

「華ちゃん、そのライオンを連れて行きなさい」くらい言えば良いのです。一座
の猛獣は人を襲った事がないのもあって、マジシャンは黙ってそこを通り過ぎよ
うとしました。これが、華のプライドをいたく刺激しました。

 自分の、女としての魅力のみならず、かわいいペットの力まで無視するなんて。
それは許されない事でした。一座の中での、猛獣使いの地位まで侮辱されたよう
に感じました。

 ライオンの後頭部に向かって、華は小声で「Go」と命じたのです。

 マジシャンは情け深い性格ですが、動物にはあまり構いませんでした。ライオ
ンもまた、知った人を襲うのは気が引けましたが、華の命令が優先したのです。
華は華で、ライオンが咆哮を上げて、マジシャンを怖がらせてくれれば良いくら
いに軽く考えていたのです。ところがライオンは跳躍するや、マジシャンの腕に
噛み付いたのです。

 ターンを命じるまでもなく、やり過ぎたと思ったライオンは自分から退がりま
した。あとはマジシャンと華とのやり取りです。

「ごめんなさい、あたし」

 言葉少なく、口ごもる華。その不器用さは、やはり十代です。軽く脅かすくら
いのつもりだったのです。華は今すぐ、マジシャンの腕に取りすがり、その傷を
改め、手当てしたい衝動に駆られました。しかし、マジシャンは寄せ付けません。
マジシャンの心の中には、数多くの苦い思い出とともに、運命を呪いたい感情が
湧き起こっていました。

 また、いつもの、あれか。女達は、自分を傷付けるだけ傷付けて、すげなく去っ
てしまう。あの、いつものパターンなのか。自分の運命を呪うマジシャンは、華
を気遣う余裕はありませんでした。

「この上着では出られない」

 冷たく言い残して、控え室へ戻るマジシャンだったのです。


114 :ぽっぽ:02/03/30 22:35
 続きが読みたいなら、そう言えば良いのに。


115 :名無し物書き@推敲中?:02/03/30 22:53
早くうpしる!!!










レッドアイズをな。

116 :ぽっぽ:02/03/31 21:32
 うpしますよ。

 次回配本は、「猛獣使い 最終回」です。


117 :猛獣使い 4:02/03/31 21:35

 この事件は、やがて一座全員の知る所となりました。

「華ちゃんもマジシャンにちょっかいを出したくなる年頃になったか」

 みなの反応は好意的です。そうです、女なら誰もが通る道なのです。しかも、
相手が堅物で、冷淡なマジシャンですから、何の心配もいりません。みなは、ひ
とりの少女が大人になったのを祝うような気持ちで、この事件を語りました。さ
すがに、それで済まないのは猛獣使いの父親です。彼は腕の手当てを買って出ま
した。それにしても、裸に近い恰好のブランコ乗りが相手ではなく、いつも上着
で腕を隠しているマジシャンが相手だったのは幸いだと思いました。腕の傷を見
ずに済むからです。

 まだ自責の念に駆られる父親を、仲間はこう慰めました。

「マジシャンの事なら心配はいらない。横恋慕して逆上した女が、土手っ腹に切
り付けた事もあるし、クルマで轢かれそうになった事もあるんだから」

 そうです、女から八つ当たりされるのは、マジシャンに取って税金を払うよう
なものなのです。

 この事件を通して、一番傷付いたのは、ほかならぬ華でした。愛する人を傷付
けてしまった。しかも、かわいいペットを使って。この自責の念は、怖い者知ら
ずだった彼女に、考え深さを与えました。この心の傷を乗り越え、やがて彼女は
「猛獣使いのフローラ」として大成するのです。


118 :ななし様:02/04/01 21:26
 お、良質。

119 :ぽっぽ:02/04/01 21:27
 なんて言ってくれる人が出ないもんかねえ。

120 :名無し物書き@推敲中?:02/04/01 22:08
自作自演かよっ!

121 :ななし様:02/04/02 21:33
 いやいや、そんな事はない。本当に質の良い作品揃いだ。


122 :ぽっぽ:02/04/02 21:33
 なんて言ってくれる人は出ないもんかねえ。


123 :↑120:02/04/02 21:34
 マサカズ様かよっ!


124 :名無し物書き@推敲中?:02/04/03 19:45
えー・・・私はここの小説結構好きですよ(////)

125 :名無し物書き@推敲中?:02/04/04 03:45
ぽっぽ、ファン居るじゃん。よかったな。

レッドアイズがもしうpされたならファンもう一人増えたりしてな。

126 :ぽっぽ:02/04/04 21:55
 増えますとも。ブルーアイズで一人、レッドアイズでもう一人。
ブルーアイズの時なんか、全国から100万もの励ましのお便りが…、

 124様は良い人。

127 :ぽっぽ:02/04/05 21:48

ありがとうございます。

 124様をぽっぽcomのファン第一号に、
 125様をぽっぽcomのファン第二号に認定いたします。

  これからも御愛顧の程、何卒よろしくお願い致します。


128 :名無し物書き@推敲中?:02/04/07 16:22
ぽっぽたん来ないなage

129 :ぽっぽ:02/04/07 21:51
 いま宿題を抱えてんですよ。

130 :ぽっぽ:02/04/08 22:11
 今日はまた事故っちゃったしィ。

131 :ぽっぽ:02/04/09 21:27
 すみません、やっぱり宿題は後回しにします。

132 :B・M、哀しみの青春:02/04/09 21:29

 始めにそれが起こったのは中学生の時です。担任の女教師が、あろう事か、ク
ラス一の美少年ブラック・マジシャンに激しく恋をしてしまったのです。その衝
動は止まりません。相手は両親もあり、年の差もある事ですから、結婚したいと
までは言いません。しかし、何とかあの少年の、人生の一部分でも良い、自分の
ものにしてしまいたい、そんな衝動に駆られたのです。女教師は手管を尽くしま
した。

 帰り際にお菓子を渡したり、授業中に秋波を送ったりは勿論、英文で恋文を渡
たりしたのですが、真面目な美少年ブラック・マジシャンは動じません。怒った
女教師は、中学生には解けないような質問をして、ブラック・マジシャンに恥を
掻かせたのですが、少年は眼を丸くするばかりでした。さすがに悪いと思った女
教師はある週末の午後、ブラック・マジシャンを食事に誘いました。しかし、ブ
ラック・マジシャンはまだ純情な中学生です。御飯というものは、家で食べるも
のだ、学校の先生と食べるだなんて飛んでもないと思っていたので、それを断り
ました。

 怒ったのは、女教師です。全生徒の前を憚らず、アタックし続けてこけにされ、
意地悪しても、詫びを入れても平然。ついには仲直りのつもりの食事の誘いをきっ
ぱりと断ったのです。どうあっても、ブラック・マジシャンを苦しめずには済み
ません。一計を案じた女教師は、みんなが楽しみにしていた遠足を、ブラック・
マジシャンひとり、授業態度が悪いという理由で謹慎にさせたのです。今だった
ら、考えられない事ですが、当時はまだ、それくらいの教師の横暴は許されたの
です。ブラック・マジシャンはひとり、遠足を中止にさせられました。親には適
当な理由が言い伝えられました。でも、それで一番苦しんだのは、当の女教師な
のです。

 同僚の教師や、校長先生までが、病気でもない生徒に遠足を休ませるのはあん
まりではないかと意見をします。生徒達もブラック・マジシャンに同情します。
何よりも、あの美しい少年が、自分を恨みながら、枕を濡らして家でふて寝をし
ていると思うと、それが耐え難かったのです。

 翌日の放課後、女教師はブラック・マジシャンを誰もいない教室に呼び出しま
した。そして、自分の感情をすべて晒け出したのです。

「ブラック・マジシャン君、ごめんなさい。わたしがいけなかったの。あなたの
事が好きで、相手にして貰えない事が悔しくて、それであんな意地悪をしたの。
こんなわたしを許して頂戴」

 ブラック・マジシャンは顔色ひとつ変えません。そして、この一言が、決定的
に女教師を傷付けてしまったのです。

「いいえ、僕も授業態度が悪かったし。先生は当然の事をしたまでの事です」

 すべての女を魅了し、狂わせる能力を持つブラック・マジシャンも、当時はま
だ純情な中学生です。しかも、家でおやつを食べながら、本当に泣いていたので
す。親に虚勢を張るのが、また辛い事だったのです。こんな大人げない受け答え
しか出来なくても、それは無理なからぬ所でした。

 翌日、女教師は、辞表を提出して学校を辞めました。美人で、生徒よりも同僚
や上司に受けの良い先生だったのですが、惜しまれつつ去りました。しかし、こ
の事件だけでは、少年ブラック・マジシャンは自らの罪深さを自覚するには到り
ませんでした。


 B・Mと書いて、ブラック・マジシャンとお読み下さい。


133 :ぽっぽ:02/04/11 20:54
 たいした事ない?

134 :名無し物書き@推敲中?:02/04/11 23:56
んなこたぁない。

135 :ぽっぽ:02/04/12 20:57
 ありがとうございます、これからも精進いたします。

        という訳で。

136 :ボン・クレー その修業時代:02/04/12 21:01

 ラオウが生きている。と言えば、皆さん驚かれるでしょうか。そうです、彼は
生きているのです。

 ケンシロウとの三度目の決戦の後、自ら秘孔を突いて壮絶な最後を遂げた筈の
ラオウです。しかし彼は、その夜のうちに息を吹き返したのです。もとより、ケ
ンシロウの成長を見届け、リュウケンの選択が正しかった事を悟った彼に、生き
甲斐はありません。切腹のごとき秘孔突きが続きました。しかし、思いを遂げる
には到らなかったのです。

「効かぬ、効かぬ、効かぬのだー!」

 ラオウの絶叫が谷間に響きました。そうです、彼は心身を鍛える余り、攻撃力
ばかりか防御力に置いても完璧な肉体を作り上げ、自らを秘孔の効きにくい体に
していたのです。これは難しい話ですが、体に打撃を受けた瞬間、気の流れをス
トップさせてしまうのです。

 やけくそになったラオウは、地面に鉄拳を叩き付けました。すると何と、大地
が割れて、そこから温泉が湧き出したではありませんか。湯に浸かり、ゆっくり
と考え事をするラオウでした。

 世界征服の野望を捨て、ユリアを諦めれば、自分は死んだも同然ではないか。
ならば、ここで余生を後輩の育成に捧げ、その傍ら、俗世間を相手に温泉を開業
しよう。ラオウは健全な野望を抱きました。ケンシロウのような、心身ともに優
れた若者を育てるのが目標です。転身の早いラオウです。ユリアより奇麗で若い
ネーチャンは幾らでもいるし、という訳です。

 高台に温泉が湧き、足元は断崖絶壁という、この地をラオウは修業の場に選び
ました。虎の穴? いえいえ、世間はここを「ラオウ地獄谷温泉」と名付けまし
た。

 あの世紀末覇者ラオウが改心して温泉を経営している? しかも門下生を募集
している? そう聞いて世間の人は殺到しました。ケンシロウなんか霞むくらい
の人気ぶりです。国中の善男善女がこの温泉へ疲れを癒しに来ました。すると、
あのラオウがねじり鉢巻きで背中を流してくれるのです。どんな悪者も、改心し
ない事はない。気の小さい老人などは、涙を流して感激するのでした。

 忘れてはなりません。ここは修業の場でもあるのです。ラオウ、弟子を取る。
この報せに、世界中から若者達が集まりました。ラオウは来る者は拒みません。
どんなに貧弱な若者にも、平等に接しました。どんなにやる気のない若者にも、
根気強く接しました。ここを、自らの精神修養の場と心得ているかのようです。
しかしやはり、素質のある若者が来れば見る眼が変わります。ラオウは北斗神拳
の継承者ではありません。それでも、ラオウ地獄谷拳法の看板くらいは挙げられ
そうです。ある日、その看板をしょって立ちそうな若者がやって来ました。

 容貌、肉体はラオウと瓜二つ、しかしその眼はケンシロウと同じ、「悲しい眼」
をしているのです。見込み通り、その若者はめきめきと腕を上げて行き、あっと
いう間に師範代の地位にまで昇り詰めました。そうです、ラオウの右腕となった
のです。おのが肉体に、ケンシロウの眼を持つ男。師匠も心底から期待を掛けて
いました。その若者の名は、ボン・クレーと言いました。


137 :名無し物書き@推敲中?:02/04/13 23:06
ですます調もけっこういいじゃん。

138 :ぽっぽ:02/04/14 20:48
>>137様へ
 ううっ、ありがとうございますぅぅぅ。レスが付かないと張り合いが無くて。
またシカトされるんじゃないかと思って…。本当に、ありがとうございます。

139 :ボン・クレー その修業時代 2:02/04/14 20:54

 恵まれた体格に、燕雀のごとき反射神経、そして、何よりも師匠や兄弟子の期
待に応えようという心意気。ボン・クレーは一年で師範代となったのです。師範
代、それはラオウが留守の時は自分で道場を守るという事です。わざわざ留守を
狙って来るせこい道場破りもいます。そんな道場破りを、ボン・クレーは一撃で
倒します。師匠より強い、というのが敵の捨てゼリフです。

 ラオウが居る時は、右手に立って模範を示します。その突きも、蹴りも、師匠
と寸分かわらぬ動きです。知らぬ者は誰しも、彼をラオウの実弟と思うのです。

 世間には優しいラオウですが、弟子には過酷な訓練を課していました。激流の
上の丸太づたいがそうです。腕の疲労に負けて、指を緩めたが最後、命を落とす
しか無いのです。どうしてこんな過酷な修練を、と思われるのですが、激闘の中、
最後の爪が勝敗を決するというのがラオウの考えです。

 ボン・クレーの同輩に、カメハメ二世が居ました。彼は寝業の失敗で、肘を痛
めていたのです。しかし、この翌日の修業に参加しました。しかし、いかな超人
と言えども、この修業は無理です。怪我をした左腕は、間もなく使えなくなりま
した。残る一本の腕で、何とか残るカメハメ二世ですが、進む事も退く事もでき
ません。やがて疲労が、その褐色の肉体を怒涛の辱へと誘います。

 みんな、さようなら。俺はここまで、カメハメは覚悟を決めました。

 その時です。あのボン・クレーが引き返して来たではありませんか。自分も何
度か丸太を往復している、その疲れ切った腕で、カメハメ二世を抱きかかえまし
た。そして、残る一本の腕で、丸太の上によじ登ったではありませんか。こうい
う緊急時には、丸太の上を歩く事も許されています。不安定な丸太の上で、同輩
を抱えて歩くボン・クレー。ちなみにカメハメは脚も怪我していて、上半身だけ
ならと無理を押してこの特訓に参加したのです。こうして同輩を救ったボン・ク
レーに、仲間は拍手を惜しみませんでした。

 師匠から将来を期待され、仲間から信望を集めるボン・クレー。当然、酒席に
誘われたり、歓談に交わったりする機会も増えます。しかし、どんなに盛り上がっ
ても、その「悲しい眼」だけは消えないのです。まるで、身内の不幸を聞いたよ
うな、仲間の負傷を悼むような、悲しみの縁に沈み、悲しみに彩られた、見る物
すべてが憂鬱の種であるかのような悲しみの色だけは消えないのです。

 さすがに師匠も案じて、何か心配事でもあるのかと尋ねました。しかし、ボン・
クレーは首を横に振るばかりです。まるで、心ここに在らずといった様子です。


140 :名無し物書き@推敲中?:02/04/14 20:55
すいません、邪魔なんで
sage進行で話してください。

141 :名無し物書き@推敲中?:02/04/14 21:06
>>140
コリャ。やめなさい。

142 :ぽっぽ:02/04/15 19:26
>>140
コリャ。やめなさい。


143 :ぽっぽ:02/04/15 19:27
>>140
 邪魔者扱いされてるよ―。
>>141
 でも、味方してくれてる人もいるよ―。


144 :ぼっぼ:02/04/18 00:03
僕は怒り狂っていた。
なぜかって?
だって、スレが壊れたから早く直せって言ってるのに、全然直して
くれないんだ。
僕のサイトに人を呼ぶために、2ちゃんねるなんていう厨房なるもの
のサイトにこうしてスレッド立てたりしてさ。
もー、頭にくるよ。

あ〜、だからさっさとスレ直してよ!


[この光景を呆れ顔で眺める集団が居た]
ふ〜ん。
スレが壊れたからって、何で削除要望板で頼んでんだ?
ふ〜ん。
直りん使用してるから、鯖が変わったことも知らないのね。
ふ〜ん。
板に顔出さないから、そういうことも知らないわけね。
ふ〜ん、ふ〜ん、ふ〜ん。

[そして幾日かたつ]
はたして彼には己の厨振りを自覚するときがくるのであろうか。
真相は誰も知らない。
次に彼が現れたとき、必ずや神の声がするだろう。
それはいったい、、、

by ぼっぼ

145 :名無し物書き@推敲中?:02/04/18 02:16
ワラタ。依頼も見たよ。
本当に痛いんだね、ぽっぽ。

146 :名無し物書き@推敲中?:02/04/18 21:47
出たなぼっぼ。
笑ってコーヒー吹き出しちまったよ。

147 :ぼっぼ:02/04/18 22:24
先ずは削除板からご覧ください

[アイタタタタァー]

何をやっとんじゃ、ここのスレの>>1は?
覗きもしてないんじゃないのか。
勢い込んで糞スレ立てたのは良いが、ちっとも本人が来ないので、
すっかり飽きて文芸板も覗かなくなって、十個も、二十個も
レスを溜め込んでる、どこかの誰かさんみたいな厨房ぶりを
してるんじゃないぞ。


これは二次創作です by ぼっぼ

148 :名無し物書き@推敲中?:02/04/19 23:14
ぽっぽ、何考えてるんだ?
削除人さんに詫び入れてこい。手みやげ持ってな。

149 :ぼっぼ:02/04/20 03:48
春だから彼は現れた。
春だから厨房だった。
春だから痛かった。
春だから、春だから、、、

春厨

それは紛れもなく存在する。
すぐに気づくと思いきや、もう脳内はお花畑。

ああ無常

150 :ぼっぼ:02/04/21 02:24
歌わんでよろし

151 :ぼっぼ:02/04/21 20:29
蛸壺ぉぉぉ生まれぇえええのぉ〜、
厨房ぉぉぉ、おっ、おっ、おぉわぁぁぁ〜



ぽっぽは反省することもなく、ただただ歌い続けていたのでした。

by ぼっぼ


152 :ぽっぽ:02/04/21 21:01
 皆さん、ここ一週間の出来事を覚えておいででしょうか。そうです、サーバーが乱
れて、幾つかのスレッドが飛んだのです。それらのスレッドを楽しみにして下さって
いる多勢の方には、本当に御迷惑をお掛けしました。
 しかし、今ここに復活したのです。本物は、不死鳥のごとく復活する。今ここに、
ダーク・ネクロフィアが冥界から甦るのです。


153 :ぼっぼ:02/04/21 21:19
はい、さようなら

154 :名無し物書き@推敲中?:02/04/22 00:30
この板は過疎板だけど、ちゃんと見てくれてる削除人さんが一人いたんだ。
そりゃ普通に比べて消すペースはマタリとしてるが、いつもお世話になってるんだ。


騙りじゃなかったなら、あの書き込みはないだろうよ……

155 :名無し物書き@推敲中?:02/04/22 00:34
298 :ぽっぽ :02/04/21 01:28 ID:MGsdiCk3
297様へ
 御教唆ありがとうございます。当該スレッドは見つかりました。でも、400まで
落ちてました。

 せっかくだから歌わせて頂きましょうか。

299 :ぽっぽ :02/04/21 20:04 ID:MGsdiCk3
 河内ぃぃぃ生まれぇえええのぉ〜、風来ぼっ、おっ、おっ、おぉわぁぁぁ〜


この時間、ずっと繋げてたの?

156 :ぽっぽ:02/04/22 19:38
 思えば、2チャンネルと私の付き合いも、早いもので、もう一年以上にもなります。
皆様の賞賛、絶賛、喝采が、私をここまで育てて下さったのです。今日、私があるのも
皆さんのお陰です。私の才能、叡智、魅力は、皆さんが育んで下さったものだと、
謙虚にそう言える自分が、ここに居ます。


157 :ぼっぼ:02/04/23 01:20
 思えば、ぽっぽと私の付き合いも、早いもので、もう五日にもなります。
皆様の非難、罵倒、ブーイングが、私をここまで育てて下さったのです。
今日、私があるのも皆さんのお陰です。
ぽっぽの愚鈍、無知、厨房度は、2チャンネルが育んでしまったものだと、
高らかににそう言える自分が、ここに居ます。

by ぼっぼ

158 :ぽっぽ:02/04/23 19:43
 我々が、長らく望む続けた新天地が、今ここに開けようとしているのです。それは、
インターネットです。かつて、人口増と資源不足に悩む日本がいました。しかし、満
州の大地や南方資源よりも、遥かに優れた新天地が我々のものとなったのです。そこ
には「自由」があり、「発言の機会」があります。もう我々は、過ちを犯す事はない
でしょう。個人の叫びが、行政やマスコミの抑圧、洗脳を掻い潜り、皆に届くからで
す。
 しかし、それで何が変わったでしょうか。そうです、何ひとつ変わってはいないの
です。

 ところでさ、156の発言を茶化して、ひっくり返した奴が157の発言なんだろ。でも、
冷静に読んで見ると、157の方が的を得ているように見えるのは、勿論、気のせいだ
よなあ。


159 :ぼっぼ:02/04/24 01:05
>>158
的を得る→的を射る


というか、数日間楽しませてもらった。
ありがと(w

160 :ぽっぽ:02/04/24 21:12
 ここに道を作りましょう。誰でも良い、手近な奴を捕まえて、「ひぃろお」に仕立
て上げてしまうのです。そこそこ才能があり、そこそこ実力がある奴を、皆で崇め、
皆で讃え、皆で憧れ、皆で担いで、メジャーやプレスを凌ぐほどの社会的存在にして
しまうのです。そうすれば、第二、第三のスターが生まれます。いったん道が開けれ
ば、あとに続くのは楽です。ネットから、「ひぃろお」を育てようではありませんか。
才能なんて、そこそこで良いんです。2チャンネルや、文芸サイトで、少しは名の知
られている奴を、皆で担ごうではありませんか。もちろん、それは私ではありません。
私は駄目です。私はその任にありません。私は卑しく、汚らわしい人間です。皆に担
がれるなんて飛んでもない話です。私は、皆さんが思っているような、そんな、心の
きれいな人間ではないのです。

 とにかく、ネット社会に欠けているのは、信用供与というものです。

>>159
 もっと遊んで行けよ。


161 :名無し物書き@推敲中?:02/04/24 21:13
半年間遊ぶというのは本当ですか?

162 :ぽっぽ:02/04/24 21:17
 ここ数年、そのペースです。


163 :ぽっぽ:02/04/24 21:21
>>159
 南斗水鳥拳、楽しませてもらった。

164 :名無し物書き@推敲中?:02/04/24 21:22
ではこれから半年後までにいい作品を作られる事を願ってます。では。
遊戯王ネタはまったくわかりませんが。

165 :ぽっぽ:02/04/25 20:38
 弟たちよ、ここに道を作ろう。世の中は嘘が多く、油断がならない。あんたは賢い
と言う奴が、裏では舌を出しているのだ。しかし、私の後に続けば、間違いはない。
さあ、行こうではないか。弟たちよ、私の後に続け。わが旗を追い、わが言葉を歌い、
わが足跡に足を重ねるのだ。さあ、行こう、弟たちよ。栄光のネット界に、王朝を築
こう。


ちなみに、
 My brother=ぼっぼ(Bobbo)です。兄がいじめられていると助け
に駆け付ける、良い弟です。

>>164様へ
 それを取ったら、何が…


166 :名無し物書き@推敲中?:02/04/28 00:28
で、もう書かないの?

167 :ぽっぽ:02/04/29 22:39
 書きますともー!

168 :ボン・クレー その修業時代 3:02/04/29 22:43

 かつての先哲のように、ラオウも世紀末を駆けた拳士達の歴史を綴りました。
北斗列伝、南斗列伝、元斗列伝、その書は何万と書き写され、挿絵も付けられま
した。それらの豪華な列伝がラオウの書斎を飾り、弟子達はそれを自由に閲覧す
る事ができます。ある日、戦いの歴史に興味を持ったボン・クレーの眼が、とあ
るページに釘付けになりました。

「師匠、これは男ですか、女ですか。そもそも、これは拳士なのですか」
「それは南斗紅鶴拳のユダだ。不肖の部下だが、魂は純粋な男だ」

 わが剛の拳を継ぐボン・クレーのような者が、ユダのような柔弱な拳に興味を
持つのが、ラオウには理解できませんでした。しかし、その後も、ユダに対する
興味は止まず、ボン・クレーは書斎に入っては、そのページを凝視するのでした。

 この世には陰と陽、明と暗というものがあります。人間社会では、半分が男で、
残る半分は女の領域です。いくら拳の道を制しても、それは世界の半分を手に入
れたに過ぎません。ここにボン・クレーの不満があるのです。ユダの進んだ道は、
未到ではありますが、どうも自分の未来を指し示しているように思われるのです。

 思えば、ラオウがケンシロウに破れたのも、ユリアに振られた時点で決定して
いたのです。ユリアがケンシロウを選んだ時点で、ほかのすべての拳士、修業者
は負けたのです。ラオウ、トキ、シン、ジュウザ、リョウガ、フドウ、彼らがケ
ンシロウに道を譲るのは、技や力で負けたからではなく、ユリアが決めたからな
のです。女の選択肢は、男社会の序列にまで介入するのです。

 ラオウとて、ユリアを必要としました。いかに強くとも、粗暴を極めれば、1、
背中から刺される。2、寝込みを襲われる。3、毒を盛られる。という不安が付
きまといます。ところが、女をひとり味方に付けて置けば、この不安から解消さ
れるのです。なぜなら女は、1、料理を作るので毒を盛られる心配がない。2、
女は昼寝するので夜は熟睡せず、僅かな気配で目を覚ます。3、後ろにつき従う
女があれば、背中から刺される心配もない。という訳です。

 ラオウのごとき強者でさえ、女を必要とし、その庇護なくして安息を得る事は
できなかったのです。この世には昼と夜とがあり、昼の世界で王者となっても、
夜の世界にまで支配は及ばない。むしろ、忍び寄る夜の気配に怯えて暮らさねば
ならないのです。

 ならば自分が、陰と陽、明と暗とを兼ね備えれば、昼の世界の王者となり、か
つ、夜の気配に怯えずに暮らす事が出来るのではないか。そこに自分の求める拳
の道があるのではないか。ボン・クレーはそう考えました。

 ユダの南斗紅鶴拳は異端の拳です。しかし、異端であるが故に、型にはまり切
らぬ者の魂を惹き付けて止まないのです。それで愛弟子の笑顔が戻るならと、邪
拳への興味と研究を許す、寛大なラオウでした。



169 :名無し物書き@推敲中?:02/04/30 13:25
ダーク・ネクロフィアは今どこにいるんだ……

170 :ぽっぽ:02/04/30 23:55
 セメタリー(墓地)でしょう。きっと、多分。
 デパートの授乳室かも知れません。

                おぎゃあ〜。

171 :名無し物書き@推敲中?:02/05/01 17:14
おれは良いと思うよ、ボン・カレー。


172 :名無し物書き@推敲中?:02/05/01 17:57
ボン・クレーって、ワンピースのキャラクターでしょ。
最近気が付いたんだ。

173 :ぽっぽ:02/05/01 20:37
>>171
 ボン・クレーです。一説には、パウル・クレーの子孫だとか。
>>172
 そうです、そして、ここでは何故か「北斗の拳」のキャラでもあるのです。

174 :ボン・クレー その修業時代 4:02/05/01 20:42

 その日を境に、陽気になったボン・クレーが居ました。仲間に冗談を言い、笑
いを振り撒き、ひょうきんな面を見せて、あえて自分を安く見せます。ラオウの
実弟とも見紛う程の男が、あえて三枚目を演じて皆を引き付けているのです。仲
間の信望は高まりました。ラオウの不安は消えました。その眼からは、「悲しみ
の色」が消えました。しかし、その行く末には、恐ろしい破局が待っていたので
す。それは、北斗神拳の歴史さえ、根幹から揺るがす程の事件だったのです。

 北斗神拳とは、そもそも暗殺拳です。そして、史上有名な暗殺者は、女性が多
いのです。シャルロット・コルデーに始まり、近年の、インド・パキスタン紛争
や、イスラエル・パレスチナ紛争で、何と爆弾を背負った女性の自爆テロの多い
事か。人を油断させる女性こそ、暗殺者にふさわしいのです。北斗神拳もまた然
り。非力な女性では鍛練に耐えませんが、少なくとも、女に化けられる者の方が、
暗殺者には向いているのです。

 大虎との対峙が、継承者を左右したと伝えられる北斗神拳ですが、それはあく
までも表向きの伝承に過ぎません。本当は、女装勝負こそが、北斗神拳の継承者
を左右する決定打だったのです。

 だからこそ、トキこそが最有力候補だったのです。あの美しい金の長髪、白い
肌、優しい顔。深窓の令嬢にも、縦琴を弾く旅芸人にも、何にでも化ける事が出
来ました。心・技・体、誰もが後継者として認めたのです。そんなトキですが、
ケンシロウをシェルターに入れて自からは被曝、髪は真っ白、顔には皺が寄り、
一部にはケロイドさえ負ってしまいました。これでは、人を欺く令嬢に化ける事
は出来ません。そこで、ケンシロウに白羽の矢がたったのです。ケンシロウが暗
殺者となるには鬘を必要としましたが、江戸時代の花魁や、飾り窓の女など、商
売系の女を得意としたケンシロウです。

 トキやケンシロウは良いとしても、コウリュウやリュウケンはどうなのだ。あ
れでも暗殺者かと皆さんは思われるかも知れません。晩年は罷熊のような容貌を
したコウリュウですが、若い頃はミーシャ君と呼ばれて、けっこう人気者だった
のです。師匠リュウケンに到っては、何と、ジャニーズ事務所に所属する世紀末
最後のアイドルだったのです。容姿の良さ、端麗さ、演技力は、暗殺者として欠
かせぬ要素です。

 この面で、まったくうだつの上がらなかったのはラオウです。今も、師匠や同
輩の嘲笑が頭に渦巻いています。

「わはははは、ぎゃはははは、ラオウ、お前に暗殺者は似合わんのお」
「兄さん、やめてよ。今からでも遅くない、ほかを学んだ方が良いよ。兄さんに
暗殺者は無理だよ」

 メイクを変え、衣裳を変えては、チャレンジするのですが、その度に師匠に馬
鹿にされ、笑われてしまうラオウ。この屈辱が、師への反抗を決意させたのです。

 いま現在、笑顔を取り戻した愛弟子の様子に安堵するラオウですが、その挙動
のどこかに、コンプレックスを刺激されてしまうのです。



 ちなみに、文中の「暗殺者」という言葉には別な意味が込められているので、
プリント・アウトする際は、点を打って下さい。


175 :名無し物書き@推敲中?:02/05/04 11:06

別の意味というのが、何を指しているのかさっぱりわかりません
ぽっぽさん、もしよろしければ「暗殺者」というのがどういう意味であるのか、それとなく教えください




176 :ぽっぽ:02/05/04 20:25
 私の口から言わせるのか?

177 :名無し物書き@推敲中?:02/05/04 20:38
教えれ。

178 :ぽっぽ:02/05/04 21:21
 =後継者

179 :ぽっぽ:02/05/05 14:55
 =継承者。

180 :ぽっぽ:02/05/05 16:55
 =伝承者。

181 :ぽっぽ:02/05/05 20:54
 =総理大臣。

182 :名無し物書き@推敲中?:02/05/05 23:39
ようするに女装趣味ってこと?

183 :名無し物書き@推敲中?:02/05/07 21:26
ジョンダイトン

184 :ぽっぽ:02/05/07 22:04
>>182様へ
 な、な、な、な、何という事をおっしゃるのですか!

 わ、わたくしは男性であり、みずからの肉体にふさわしい衣裳を身に付けており
ます。

185 :名無し物書き@推敲中?:02/05/08 20:23
age

186 :ボン・クレー その修業時代 5:02/05/09 20:22

 ラオウは弟子から金を取りません。しかし、地獄谷温泉の方が大繁盛している
ので、立派な本部道場を建てる事が出来ました。道場が三つに、トレーニング室、
野外練習場、図書室、食堂、リビング等が設けられています。ラオウは個室を持
ちませんでした。苦楽を門下生とともに分かちたいのです。そんな本部道場にも、
ただ一室だけ、何人の入室をも禁じる部屋がありました。それは、「ユリアの思
い出の部屋」です。

 これは秘密ですが、シン亡き後、ユリアの衣裳や身の回り品を掻き集めさせた
ラオウは、それをずっと大切に取って置いたのです。今や安住の地を手にしたラ
オウは、ユリアの等身大人形とともに、それらを贅沢に配置して、ひとり悦に浸っ
ているのです。やっている事はシンと同じです。この部屋は、地下倉庫のさらに
奥にあり、ラオウ本人さえ滅多に足を踏み入れる事はありません。ふだんは仲間
とともに汗を流し、仲間とともに歓談し、弟子の成長を喜ぶラオウなのです。

 ある日、配電盤を触る必要から地下倉庫を訪れたラオウは、開かずの間から明
かりが漏れ、ドアひとつ隔てた向こうが賑やかなのに気付きました。そっと覗く
ラオウの耳に、喧噪が襲います。

「おーほほほ、あちしはユリアなんて女に振られても落ち込んだりしないのよー」
「よっ、ボン・クレー様、日本一」

 あろう事か、自分さえ手の届かなかったユリアの衣裳を身に纏い、干からびた
口紅、かちかちのパウダーで満艦飾に化粧した愛弟子ボン・クレーが真ん中に立
ち、取り巻きが喝采しているのです。音を立ててドアを開ける師匠。しかし、愛
弟子は動じません。

「あら、あちしを破門にしようって言うの。でも、あちしは出て行かないわよー」

 これこそが、オカマ拳法の力なのです。男なら、去れと言われれば去らねばな
りません。居残りたいなら、行状を改めねばなりません。しかし、オカマ拳法の
ボン・クレーは、行状も改めず、破門にも屈せず、居残る事が出来るのです。震
える拳を振り上げる事すら適わぬラオウでした。

 わなわな…

                         完


187 :名無し物書き@推敲中?:02/05/09 20:50
竜頭蛇尾で残念
遍歴時代あればキボンヌ

188 :名無し物書き@推敲中?:02/05/09 20:54
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
(・∀・)に清き1票をお願いします!

投票所
http://www.kyokusho.com/ranking/cgi-local/k6/k6-1/choice.cgi
ラウンジのスレ 打倒(・∀・)石原
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1020514008/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□


189 :ぽっぽ:02/05/10 20:51
 そうですか、竜頭蛇尾ですか。どつちかと言うと、中だるみだったんじゃないかと
思うんですが。内容的にも、また、スレッド的にも。

 ボン・クレーの遍歴時代? そこまで筆力はありませんよ。でも面白そう。

190 :名無し物書き@推敲中?:02/05/10 22:14
age

191 :名無し物書き@推敲中?:02/05/11 12:34
だからさ、ブルーアイズを書けば良かったんだよ。

192 :名無し物書き@推敲中?:02/05/11 18:34
もうネタ切れ・・・!?

193 :ぽっぽ:02/05/11 18:59
>>191様へ
 ブルーアイズは書き尽くしたじゃないですかー。

>>192様へ
 まだまだ続く、「ダーク・ネクロフィア」スレッド。

 ageが嬉しいよー。

194 :ミートくん 1:02/05/11 19:06

 そこは地方都市の、小さな住宅地です。古びた商店街にある肉屋さんは、良い
肉を卸すので評判でした。

 小さな子供は、脂身を嫌います。だから豚や牛を買う時も、脂身は切って落と
して貰っていたくらいです。いつ頃からでしょうか。まだ幼い息子が、白い線の
走ったステーキに下鼓を打つようになったのは。うちの子が、こってりした脂身
の味に目覚めたのは、よそよりも早かったようです。

 中でも息子の好物は焼き肉です。苦しい所帯の中からやり繰りするのですから、
いつも霜降り肉という訳には行きません。しかし、並肉、上肉に交って、霜降り
肉が何枚かあるのを見つけた時の息子の喜ぶ顔と言ったら。夫も優しい性格なの
で、それはすべて息子の口に入りました。

 月日の流れは早いものです。その子は立派な青年になり、不似合いな背広を着
て、都会へ就職してしまいました。まだ手元に置いておきたいような、紅顔の若
武者なのです。しかし、世間はそれを許しませんでした。

 息子が都会へ立ってから、数年の歳月が流れました。遊び心も消え、仕事に夢
中だそうです。故郷へ帰る事も、少なくなりました。まだ若い気持ちを残してい
る母の喜びは、幼い息子の思い出に浸る事だけなのです。

 そんな中、息子が出張仕事の帰り、家に立ち寄るとの報せが舞い込みました。
家の前に、それらしきクルマの停まったのは、三時を少し過ぎた辺りです。

 何という美しい青年なのでしょう。世間がうちの息子を讃美しない理由が判り
ません。仕事疲れと、大人になってから覚えた酒に溺れて、酔い潰れた日もある、
過労で昼間っから居眠りして叱られたと伝え聞きましたが、そんな世間の垢は微
塵もありません。いま生まれたばかりのような、神々の国から遣わされたような
美しい青年です。母は惚れぼれしました。


195 :名無し物書き@推敲中?:02/05/12 21:43
今回は怪奇系……?

196 :名無し物書き@推敲中?:02/05/12 22:42
age

197 :ぽっぽ:02/05/13 18:45
>>195様へ
 なに言ってんですか。母物ですよ、母物。

 ageが嬉しいよー。

198 :ミートくん 2:02/05/14 17:41

 もう引退した父と、息子は難しい仕事の話をしています。その合間を縫って、
母は買い物に行きました。霜降り肉を買いに行くのです。時間はちょうど夕食前
です。こんな良いタイミングはありません。母ヒミコは、新婚時代のように元気
良く、小走りで買い物に出掛けたものです。

 日曜日は、いつも夕食前にお風呂に入りました。幼い日の息子が、風呂から上
がったばかりの姿で、「霜降りー」と叫びながら、チンチンを左右に振っていた
姿は今も忘れません。

 肉屋の店頭に着いた時には、母の顔は上気して十も若く見えました。いつもと
違う時間帯の買い物です。理由を聞いて貰いたい気持ちでした。しかし、そんな
事を聞く主人ではありません。買い物を済ませると、ヒミコは一目散に家へ帰り
ました。

 息子はもう帰り準備を始めています。出張仕事の帰りに立ち寄ったというより
は、まだ仕事中なのだそうです。帰っても、やる事がいっぱいあって、残業は免
れないそうです。いくら勧めても、夕食を食べて帰るとは言いません。ついに母
は、思い余って言いました。

「でも、霜降り肉なんだよ」
「それどころじゃないんだよ」

 言い捨てて、息子は帰りました。息子と一緒にいられる時間を犠牲にして、買
い物に出たのです。こんな事なら、ずっと息子の顔を眺めているのでした。たと
え内容が判らなくても、息子と夫のやり取りを聞いている方が千倍も良かったで
しょう。今度はいつ会えるか判りません。本当に惜しい事をしました。

 それよりも応えたのは、あの冷たい一言です。今までの価値観を、すべて覆す
ような一言です。我が家の台所には、厚さ10mmの飲食店で使うような立派な鉄板
があります。それを使っての鉄板料理が、よそにはない自慢の種だったのです。
加えて、近所で評判の、美味しい肉を卸す肉屋さん。都会にもこんな店はない。
みんなそう噂していました。その店のある事は、地元の人に取って誇りだったの
です。その鉄板に加えての霜降りが、たった一言で蔑ろにされてしまったのです。
今までの人生を否定されたように感じました。

 どうせ都会で、美味しい味を覚えたのでしょう。寿司、ふぐ、中華、洋食、喰
い道楽の種は尽きません。たかが子供時代の好物で、大きくなった息子をつなぎ
留められる筈もないのです。



199 :名無し物書き@推敲中?:02/05/17 00:59
今までで一番`微妙’かも…
ヒミコってワタルですか?
毎度の事ながらどうもネタが分からなくて。

200 :ぽっぽ:02/05/17 15:16
 微妙?

 ワタル? …ワタル?

 ワタルって、どこの漫画に出てるの? テレビ東京の、何曜日の夕方に就けば、
それが見れるの? どうか、教えて下さいまし。ちなみに、この作品の結末は、
たいへん陳腐です。

201 :名無し物書き@推敲中?:02/05/17 23:07
ごめんなさい勘違いした私がアホでした。ちと古いアニメなので見れません…
どうしてもというなら二つの名前で検索すれば分かるかもしれません。

202 :ぽっぽ:02/05/18 22:53
「超魔人英雄伝ワタル」
ワタルやヒミコがいっぱいだあー。
   ↓
http://sora.itigo.jp/otakara/


203 :ミートくん 3:02/05/20 21:22

 これ以来、ヒミコは、胸に穴が開いたような寂しさに付き纏われました。あれ
だけ信望を集めていた肉屋さんも、今では色褪せて見えます。今までここで使っ
たお金が、ぜんぶ無駄に感じられるくらいです。台所にある大きな鉄板付きのテ
ーブルも、家族の少なくなった今では、むしろ邪魔です。大きな鉄板で年寄り二
人分の料理を作るのは、無駄以外の何物でもありません。昇る煙も、肉の焼ける
音も、本当に寂しい感じがします。

 人生って何なんだろう。自分の人生で、何か嬉しい事があったのか、と思われ
ます。冬の老木に共感を覚え、夏の太陽を眩し過ぎると感じるヒミコです。

 数年の歳月が流れました。今日は息子夫婦が帰省する日です。まだ貧乏所帯な
ので、孫の口を肥やしてやるには、実家の力を当てにしています。ヒミコは買い
物に出掛けました。肉屋は店舗を改装して、小ざっぱりとしています。店主は二
代目です。息子と同じような若夫婦が経営しています。ヒミコは得意客です。

「並肉と、上肉と、霜降り肉を少し下さい」



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